催眠療法の効果を上げるには

目標をたててみましょう

セラピーをお申込みになる前に、ぜひ、目標を立ててみましょう。

どんな自分を変えたいですか?

どんな自分になりたいですか?

セラピストにどんなサポートを希望されていますか?

目標が具体的で、ハッキリしていればいるほど、思いは叶いやすくなります。
あなたの意図があなたの未来を作ります。自分で自分を変えるのです。

どんな小さな目標でもいいと思います。

目標を立てることによって、未来のあなたが現在のあなたを支え、導いてくれます。
目標がない人は、そうですね、時間がかかってもいいので、まずは小さい目標を立ててみませんか?
そのほうが、セラピーから多くを受け取れますよ。


ヒーリングの計画を立ててみましょう 

目標をたてたら、その場所に到達するまでの距離を小さなステップにしてみましょう。

ヒプノセラピーは定期的に継続して初めて効果が表れます。
回数は個人差がありますので、一概には言えませんが、精神科や心療内科などへの通院歴がなく、 お体の不調がない方で、定期的に通われた方の約7割が 8 回~12 回で一区切りついていらっしゃいます。 目標やテーマによってはもっと長くかかられる方も、少ない回数で解決される方もいらっしゃいます。 もちろん、早期に問題が解決したり、目標が達成された場合は、 セラピーはすみやかに中止されます。

通われるペースに関しては、その都度相談しながら進めてまいりますが、平均で月2回、 お急ぎの方で週1回、学生さんや、ゆっくりペースをご希望の方は、1,2カ月に1回の方もいらっしゃいます。 地方の方だと、もう少し間があく方もいらっしゃいますね。
海外から帰国の際に、年に1,2回来られる方もいらっしゃいます。

まずは、ご自身にとって無理のないペースを見つけて、 そのステップを少しずつ進んでまいりましょう。
一足飛びには難しいことでも、一歩ずつだと確実に上っていくことができます。


変化を書きとめる

セラピーに通われている期間は、起こった出来事を手帳や携帯にメモしておくと、 ご自身への良いフィードバックとなります。 これは強制ではないので、分量は自由ですが、多い方は前回から 1 週間の気づきや 起こった出来事をを男性の手のひら大の手帳 一 冊にギッシリ書いてこられる方もいらっしゃいました。

現実に大きな変化があっても、ご自分ではまったく変化とは思われていない場合が多々あります。それぐらい無意識の部分に意識的に気づくのは、大変なのです。
2回目のセラピーの際に、前回からどんな変化があったのか伺うと、
「特に何も変化はありませんでした。」とおっしゃるので、
「前回は確か、仕事中に頭が真っ白になって、パニックになってしまう、とおっしゃってましたね。」 と質問して初めて、 「そういえば、仕事中にパニックにはならなくなりました。」と気づかれるのです。

仕事中パニックになっていた。

    ↓

 あわてず仕事に取り組めるようになった。

それを、変化と言います。

また、仕事のことで悩んでおられた別のクライアントさんは、1 日コースを受けられた 2 カ月後、 また 1 日コースに来られた際に、どんな変化があったかお聞きすると、
「特に何も変わってないです。」とおっしゃるので、そんなはずは・・・と思い、 「本当に何も変わっていませんか?」と伺うと 「そういえば、仕事を変わりました。」と言われたこともあります。

「それを、変化と言います。」


あるいは、 彼氏や上司、同僚が優しくなった。
親や友達の口癖が変わった。などなど・・・

ご自分ではなく、周りの人や状況が変化したように感じる方も多いです。
人に優しくされるようになるって、結構いいものです。

あるいは、 「偶然かもしれないけれど・・・、一番遠い勤務地だったのに、自宅の近くに転勤になりました。」とか、「たまたまかもしれないけれど・・・、先輩2人を差し置いて、花形部署に配属が決まりました。」とか、「偶然」や「たまたま」と思われる出来事が増えてきます。
地道に準備してきたからこそ、チャンスを逃すことなく、しっかりとつかめたのでしょう。
セラピーで心を癒して本来持っているお力を発揮できるようになったら、本当に必要なことが起こってくるものです。努力が報われるようになるって、結構いいものです。

人は自分のことは、なかなか気付かないものです。
ぜひご自身の変化を書きとめて、次回おいでの際に、「前回から、こんなことがあったんです。」と シェアして下さい。無意識で行っていることを、意識レベルに登らせることで、スムーズな変化を促します。
書くことで心もスッキリしますし、ご自分を客観的に見つめることがうまくなってこられます。 こんなこともあんなことも、自分で乗り越えたんだ、という自信にもつながります。
ご自分のことだけでなく、周りの人や状況も含めて、良く観察してみましょう。
書くときは、箇条書きにされるととても分かりやすいですし、頭がスッキリ片付きます。