大人の表面意識は意識全体の約 12%、潜在意識は約 78%を占めます。
意識の一番奥底には本能や衝動が約 10%あります。
プログラミングの過程
受胎の瞬間から、あなたの人生は始まります。 潜在意識もその時からプログラミングされていきます。子供の頃は、潜在意識が優位ですので、12,3 歳ぐらいまでに、周りのさまざまな情報が 潜在意識にプログラミングされていきます。
人生とは・・・、
世の中とは・・・、
家族とは・・・、
愛情とは・・・、
お父さんとは・・・、
お母さんとは・・・、
兄弟って・・・、
男性とは・・・、
女性とは・・・、
私って・・・、
このように、自分を、そして世の中をどうとらえているかが、 潜在意識の中にプログラミングされていくのです。 子供の頃は潜在意識が優位ですので、周りのすべての情報を自分の中に取りこんでいき、 徐々に「自分」が出来上がっていきます。 事実がそのまま入っているというよりも、自分なりにゆがめられて取りこまれていることもあります。 また、潜在意識の中には、生まれる前からの情報がもともと入っていることもあ ります。
潜在意識っていつできあがるの?
12,3 歳ぐらいまでに理性や知性が発達し、表面意識と潜在意識を隔てるフィルターができあがります。
いったんフィルターができあがると、その後、潜在意識の中の情報はなかなか変わりありません。 その後このフィルターは自分の信じ込みに似たものだけ通し、似ていないものははじきとばします。 フィルターはこうしてあなたを守ってくれているのです。
アウトプット
潜在意識にいったんインプットされた情報は、その後の人生でアウトプットされ、現実に映し出されます。潜在意識化のネガティブな情報は心に負荷がかかると、表面意識では押さえきれず表面化します。これが不調和を生み出す原因です。
ついやってしまった、うっかりして・・・、なぜだかいつもこうなってしまう・・・、など
誰にでもあるような思いもよらぬことは 潜在意識下にあることが表面化された結果です。
「えっ!じゃあもう間に合わないの?」
大丈夫です。 催眠療法で潜在意識にアクセスすることができます。
催眠状態ってどんなの?
1 日に十数回、表面意識と潜在意識を隔てるフィルターは自然にゆるみ、表面意識と潜在意識の行き来が可能になります。 これが催眠状態です。
起きぬけや寝入りばなのウトウトしているとき、 ボーっとしているとき、 テレビやゲームに夢中になっていて、家族に呼ばれても気づかない時なども 催眠状態です。 催眠は特別な状態ではなく、日常に自然に起こる状態なのです。
ですから、皆さん 1 年で何千回も、人生で何十万回も催眠状態を体験していることになります。
気づいていらっしゃいましたか? 催眠はとても自然な状態なのです。
催眠療法ではリラクゼーションを用いることで、フィルターがゆるんだ状態を作り出し、 潜在意識にアクセスします。